メーカー:<
シリカゲル>
原画:水上凛香
シナリオ:Hatsu
【データ】(
ネット認証なし、修正パッチなし)
・ディスクレス可 ・回想7枠(全てなずな)
・CG15枚(全てなずな)※差分含まず
備考:攻略について
1本道、最後のシーンでメガネを外すか否かの選択肢があるのみ。
※この作品・シリーズをプレイ済みで大好きな方は見ない方が良いかもしれません
前作「理彩編」の感想は
こちら。
【書きなぐり】◎>○>△>×
CG:△(今回は違和感を覚えるCG多し)
CV:○(おどおど+めがね+ドM=篠原さんってくらいイメージがある)
シチュ:△(陵辱風味で止まってイチャラブしてくれてればね・・・)
テキスト:△(主人公関連は×どころかマイナスするレベル)
【良かった点】
①エロス
尺は価格を考えれば普通、卑語はちょっと大きめなP音修正有り、頻度は理彩編よりは多いかな?程度で
アへ顔はなし、CG差分10枚以上が多いのも変わらず。
自分に興味を持って欲しくて、話を聴いて欲しくて主人公にズレたアタックをしかけてドMに目覚めるなずなスタイル。
当然ながら、ほぼ全てのHシーンはなずなの方から誘ってくるものであり、そういうのにニヤニヤ出来るならば+評価だろう。
キャラ紹介でなずなに魅力を感じる人であることが、プレイの最低条件となる。
【気になった点】
①エロス
・ピー音修正は前作に引き続き有り
・Hシーンで「春考(はるたか)くん」となずなが連呼する
個人的に一番気になったのは、Hシーン時のヒロインの呼び方。
陵辱系以外だと、名前や通称(お姉ちゃんとか騎士様とか)等で呼びますよね?
でもこのゲームは最後の方のシーンで「なずな」って偶に言うくらいで、ほぼ「お前」呼びなんですよ。
体だけだろうと何だろうと、
仮にも交際してる相手に対してお前って酷くない?いやそういう呼び方をしているカップルも居るのかもしれないけど、私は嫌だなあ。
②主人公
この作品最大の致命傷、それは主人公。※超長いです
まずはタイトルをご覧頂きたい「真面目と囁かれるオレを地味巨乳のなずなが性的な意味も込めて陥落していく話 」
え。真面目?それって誰が囁いてんの?コイツが自分自身を美化してるだけだろ?
前作理彩「成績は上位だけど」
今作理彩「先生の前ではすぐ態度変えるんだから」
あっ・・・これは真面目の皮を被ったクソ野郎ですわ間違い無い。
「別に女どもの着替えを好んでみないっつーの」→「よし、チャイムだな!(ドアガラッ」→「きゃー♪」じゃねえよ。
主人公
「俺が着替えの現場に遭遇するのは女共に非がある(キリッ」この台詞のどこに真面目成分があるのか本気でご教授頂きたい。
公式に「主人公の周りではラッキースケベイベントがよく起きる」と記載があるが・・・
ラッキースケベとは要するに「突風でスカートが捲れ、下着が!」とかそういうモノだろう?
自分から半ば堂々と覗きに行く行為がどうしてラッキースケベになるというのか、納得出来る説明をして頂きたい。
オマケにこの作品世界は主人公の行いが咎められない、何とも都合の良い世界になっている。
・女子に対して下着等についてダメ出しする(カップがあってないだの、色がそれじゃ透けるだの)
・何故か主人公のラッキースケベ対象になると恋愛関係が進展するという噂が明かされる
・主人公お咎めなし(被害者側がアドバイス貰って喜んでる始末)
ちなみにこれまだイライラ度でいったら軽めなので、嫌な予感がしたら回れ右だ。
っていうか恋人が出来る噂流してるの主人公だろ?沙耶編で懺悔して奴隷になる前振りだよな?
さて前回の感想で「更衣室じゃないのは流石にラッキースケベに出来ないからだろう」と述べたが、今回もそれに漏れず。
というか似非ラッキースケベは前作からの使い廻し部分(最初に教室特攻する場面のみ)しかない。
何故なら、なずなが自分の意志で主人公を誘惑していくからだ。
理彩にダメだし(本人は褒めてるつもりで、悪意は無いが)「気が抜けてる、存在感無い、先生からガン無視、友達と話していても空気(悪意の有る翻訳担当:主人公」を喰らって、主人公にアドバイスして貰いたい→そうだ!下着を見せよう!的な流れ。
そこからはもう何か直視に耐えなかった、ぶっちゃけ初めてのHシーンはレイ○紛いなんだけど色々酷い。
主人公「恐怖を植え付ればいい、最後までするつもりはない、早くゴメンナサイもうしませんと言う様に誘導」
とか心情台詞も含めて言うんだけど・・・
レイ○未遂やらかしといてそのまま済むと思ってるとかお花畑だなおい。下着を覗いたら恋人関係が進展する、じゃあ俺に襲われたら結婚出来るとでも言うんですかね。
面倒くせえ・・・って牢屋の中ででもつぶやいていろよ!順番が前後したが、この主人公を語る上で欠かせない単語が
「面倒くさい」。
彼は事ある毎に口癖であるこの言葉を放つ、勿論理彩やなずなに対してもだ。
物語中に、面倒くせえに類する発言(面倒だな、面倒くせえ事が起きた等)、又は心情台詞として登場した回数を合算すると驚愕の約
93回。(ちなみにヒロインが「どうせ面倒くさいって言うんでしょ・・・」とかそういうのも入れるともっと増える)
数える方も数える方だが、間違いなく今回も多いと思ったので正の字書きましたよ。
途中から
「絶対此処で言うだろうな、ほらきた!やっぱりな!こやつめ!」みたいに何か変なテンションになっていた、っていうかそうでもしないと耐えられない。
前作に引き続き、理屈っぽくて俺様は全知全能の神な所を隠そうともしていないが、今回はさらに酷い。
主人公「女を抱くなんて面倒くせえし、積極的にやることでもない」
主人公「だが、コイツは反応が面白い、一日付き合った楽しみがあってもいいだろう」
何でお前エロゲの主人公やってんの?バカなの?死ぬの?つーか結局抱くならうだうだ言ってねーで押倒せば良いだろうが。
一々自分の行動に予防線張って冷静にダメだしや解説する様は滑稽に映る、理屈こねてんじゃねえよ。
主人公「理屈をこねるところが最高に面倒くさい」※前作で理彩に対して放った一言。
ユーザー「(エロい事に興味有り、女を抱きたいのに)理屈をこねるところが最高に面倒くさい」
お前の発言ブーメランだぞ!。
主人公「実際付き合うとか、そういうのは面倒くせえ」
主人公「ツゴウノイイ女にしてやろう、性欲処理のできる玩具だ」
主人公「反応が面白いから、こいつを組み伏せる、それだけのことだ」
女を抱くの面倒なんだろう、じゃあ別に玩具いらねーだろ。オナニーでもしてろや。
そして結局最後は抱くんじゃねーか、ギャグですか?肉便器御裾分け系プレイで、「ごめんね、でも有難う」的な台詞を紡ぐホームレスとか童貞君の方が100万倍人間として出来てるし、そこから始まる愛も有るかもしれないって思えるわ。
そして前作は主人公も理彩の一途な愛情に負ける場面もあったし、それが救いでもあった。
が、今回はそういうのは一切無い。いや本当に無いんだYO!
発言がことごとくそっけないし愛情のカケラも感じない、前戯もしないし、躾けるとかマゾ豚とかおいおい調教ゲーか。
マジで言い方ってもんを考えろよ。お前女性陣に同じ様な扱いされたら絶対キレるだろ。
つまるところ
全てにおいて自分が主導権を握りたい。それだけなんだよな。
この俺は何でもお見通し、全知全能感は
グリザイアの果実の主人公に通じるものがある。
唯一ギブアップしたエロゲだから余計に印象深く刻まれている。(好きな人申し訳ない
主人公「全てにおいて面倒くせえで済ましてきた自分も大概だとは思うけど」
分かってるんじゃねーか、今すぐやめろ!確かになずなはマゾかもしれない、それは認めよう。
でもこのクソ主人公は断じてサドではない。(サドの役目を果たせない)
SMとういうのは双方に愛情や配慮や信頼関係が無きゃ駄目なの。
何処までがOKなのか、新しい行為に臨む時の手探り感とか、オナニーやレイ○を代表とするソロプレイじゃねーの、あくまで二人でするプレイなの。
相手の事を考えて考えて、望む行為や台詞を導き出して、一緒に倒錯した世界を楽しむんだから。
それが無いSMは陵辱調教や唯の拷問だっつの。
勿論、そういう設定のエロゲなら全く問題ないよ?だがこの作品は大多数が陵辱って単語を想起しないゲームだろう?
M側の要求をキッチリ満たしてあげないといけないんだから、面倒くさいのは間違いなくS側だぞ?判ってんの?どうせあれだろ、飽きたりしたら「面倒くせえ」で捨てるんだろ?だからそんなに簡単にその台詞つむぐんだろ?
お前にはご主人様の資格なんか無いんだよ、出直してこい!そんなこんなだからHシーンの実用性はお察しレベル。
兎に角「面倒くさい」をHシーンだろうが日常だろうが場面を問わずに連呼してプレイヤーをイラつかせてくる。
Hシーンで面倒くさいってお前それ本気で言ってんの?
搾り取られた直後に求められた時等に、つい出た台詞だったとしてもだ、可愛い奴隷の為に良しやるか!的台詞や行為とセットだろう。違うかい?
そんなに面倒くさいならその意思を貫けよ、Hシーンゼロのエロゲとして名を残せば良いじゃないか。
結局お前も得してるんだから、面倒くせえとかちゃんちゃら可笑しいわ!
主人公の周りではイイ事が起きるので勝手に人が集まってくる状態、女の子に嫌われない※公式ストーリー抜粋
こんなやつがクラスメイトに居たら、必要な事以外で関わりたくもないわ。それこそ面倒くせえ!
③ヒロイン
「お前」「変態」「淫乱」「変態マゾ」「あ?」「あぁ?」「なんだ」「おい」散々な呼び様である。
だからさあ・・・コレで何で主人公に惹かれていくの?
お前の身の上話に興味ねえっつのなどなど、此処まで冷たい台詞を吐かれて体を許すってアホだろ。
話を聴いてくれたからですか、ちょっと幸せすぎる思考回路なんじゃないですかね。
勿論一番クソなのは主人公なんだけど、魅力駄々下がりなんですよコイツに惚れたって時点で。
自然と惚れた、一目惚れ、最初から好感度最大級、決定的な出来事etc色々なタイプが有るが、それもヒロインに対して優しく接しているからこその結果な訳で。
なずなはどれにも該当しないんだよね。
④新たな代名詞
面倒くさい系は93回登場して前回の104回から減らしてきたが地味に罠が有る。
それは新代名詞
「うざってえ」系、これをプラスすると実はほぼ同じ数値になったりする。
ハハハ、ちょろっとフレーズを変えたくらいじゃ管理人は誤魔化されないぞ!(末期症状
【まとめ】
作品の代名詞、面倒くせえ系台詞(心情も含む)の回数:理彩編は104回、なずな編は93回・・・沙耶編は激減しそうではある。
このクソ主人公が沙耶相手に面倒くせえを貫ける図が想像出来ない。
速攻陥落しても(理彩やなずな相手にも素直に堕ちとけよクソが)、面倒くせえを貫いても(うぜえ!!)低評価間違いなしの茨の道だがな。
兎に角、この主人公を許容出来るか否かは作品の評価・続編の購入意欲に大きく影響する。
許容出来ないと管理人みたいな感想になる事は避けられない。
が、それでも可能性があるとするならば、沙耶に完全に屈服して他2名に媚び諂う無様な姿を見せてくれる展開唯一つ。
体験版が存在しないので、買うなら覚悟を決めてから決済するべし。
というか出したくても出せないんだろうな、この主人公に魅力を感じる人の感想あるなら読んでみたい。
※理彩編ですが某ブログさんの感想を拝見させて頂きました、共感までには至りませんでしたが嗜好や受け止め方は様々だなと勉強になりました。
篠原さんの声は好きな方だけど、なずなの魅力ゼロになってしまったので付随して加点するまでには至らなかった。
ということで点数を付記する様になってから初めての0点です。
総合評価:0点
【内訳】
基本点:4点
ピー音修正:-1点
主人公補正:-3点(心の底から氏ねと思った。
この主人公はあれかな? やれやれ系と俺TSUEEE系を足して良いところ全部引いたら嫌味だけ残ったみたいな?
この作品のデキは知りませんが、清流さんの感想がおもしろすぎでしたwww
こんな長文感想を最後まで読んで頂き恐悦至極に存じます。
それに+して悟り系ですね。終始上から目線でウザいです。
近年まれに見るクソ主人公だと思ったので、ノリノリで書きました。
殆どメモ張に書き溜めた事を纏めただけです。
沙耶編で一発逆転の可能性に賭けて、次回作買いますけどねw