気がつけば複数買い。

※フルコンプしていない状態での感想です。

メーカー：＜きゅんソフト＞
原画：たぢまよしかづ
ＳＤ原画：aomi
シナリオ：ピンキィ・サンデイ

【データ】（ネット認証なし、修正パッチなし）
・ディスクレス可
・回想６２枠（紗英２２、一葉２２、蜜果７、ハーレム＆その他１１）
・ＣＧ４１枚（紗英１１、一葉１１、蜜果３、ハーレム＆その他１０、ＳＤ絵６）※差分含まず

備考：予約特典について
単体起動可能で基本ＣＧ１枚及びおまけモードなし。


【書きなぐり】◎＞○＞△＞×
ＣＧ：○（特に崩れとかは無し）　
ＣＶ：○（特に不満無し）
シチュ：○（意外にはっちゃける）
テキスト：○（特に不満なし）


【良かった点】
①エロス
尺は２０クリック程度と短い（レベル最大やエンディングだと低価格レベルはあるか）、卑語はペニス、おマンコ、おチンチン等。
アへ顔はメイン２名は５個ほど（何れもレベル最大時）、蜜果は多分無い。
ＣＧ差分はレベル上昇時に消えるプレイもあれば、新たに追加されるものもあるのでバラつき有り、それでも大体は２～４枚といった所か。
さて特筆すべき点としては「何も知らなかったヒロインが堕ちる姿」であろう。
調教系の醍醐味ではあるが、今作のご褒美のエロさは中々のモノ。
一歩手前のレベル３から快楽に従順になってくるが、レベル最大時は最初からアへ顔（強烈ではないが）だったり、卑語連発してくれたりと嬉しい成長ぶり。
正直、このエロさは意外だった。
公式の公開サンプルＣＧの少なさや、新ブランドということで結構不安視していた。

②調教システム
１日のコマンド選択回数が３回、ゲーム期間もほぼ１ヶ月（２０日）と手をつけやすい。

③その他
簡易とはいえ調教ＳＬＧというジャンルに処女作からチャレンジしてきたガッツは素晴らしいと思う。


【気になった点】
①エロス
やはり尺の短さがちょっと厳しい。
調教パートでのＨシーンと、イベント・エンディングでのＨシーンの２種類に大別出来るが、両者に劇的な違いは無い。
せめてイベント系のＨシーンは長いとかだったら良かったのだが。
後はモザイク有りだけど、メイン２名には脱糞があるので苦手ならアナル系プレイは選択しない様に。

②システム
エロにもちょっと関係してくるけど、「レベルごとに選べるプレイが異なる」。
増えるだけならむしろ利点なのだが、無くなっちゃうプレイもあるんだよね。
もしそれが自分の好みのプレイだったら、ちょっともやもやするだろう。

次に、（これが一番アレなんだが）「エッチ度とラブ度の増減がほぼランダム」。
毎日
１回目に◎◎を選択（バーに変化無し）
２回目に××を選択（ラブ度増加）
３回目に△△を選択（エッチ度増加＆ボーナス付与、ラブ度増加）
というように決まった鉄板パターン（＋それとは真逆の地雷パターン）が何個かあって、それ以外のバー変動は無しか微量のランダムっぽい。
要は１日目で物凄くバーに変化があった順番・プレイでも、翌日同じものを選択したら微減・微増・変化無しだったりするのだ。
何故か後半になればなるほど変化無しの割合が多くなった気がした。
コンボでボーナスやダブルダウンの場合はかなりの量が増減するので無視することは出来ない。
更にいうなら毎日必ず３回調教しなければならない為、単純にエッチ・ラブ度を増加させるよりも、現状の数値のキープ及び任意のパラメータを増減する方が難しい。
そして数値ではなく、バー表記なので一見して判り辛い。
上がる数値がランダムなのはまだしも、同じプレイを選んでも結果が変わるのは昔のガチ調教ＳＬＧでも中々無いんじゃないかな。
そのプレイを実行すると体力値０になる場合は減少とかならちょくちょくあったけど、このゲームに体力という概念は無いからね。

最後に「既読スキップの無意味さ」。
主人公やヒロインの台詞時、非アクティブにした時に高確率でスキップ停止するんじゃ意味が無い。
未読スキップだとこれらは解消されるが、見逃さない為には張り付きが必要とこの微妙な感覚。


【まとめ】
同日発売の「PURE×LOVER」に勝る点もあれば劣る点も有り・・・共通するのはシステムがダメな所。
やはりこのジャンルはメーカーにとって高い壁なんだな、少なくとも好きな人が製作チームに1人は居ないと厳しいな。
と改めて感じました。エロ自体はけして悪くないんだが・・・もう少し尺が長ければね。


総合評価：４点
【内訳】
基本点：４点
ジャンル補正：+１点
予想を上回るエロさ：+１点
システム：－２点